昨日の東証、3分でおさらい|10/14 日経平均は33円安で5日続落、午前の「400円高」が消えた理由

昨日の東証、3分でおさらい|10/14 日経平均は33円安で5日続落、午前の「400円高」が消えた理由 昨日の東証

こんにちは。
10月14日の日経平均株価は33円安の6万7,744円で、小幅ながら5日続けての下落でした。 午前中は400円あまり値上がりしていましたが、午後に海外企業の決算をきっかけに売りが出て、上げ幅を失ったと報じられています。
個別の銘柄では、TOBや決算などの会社の発表をきっかけに大きく動いたものが目立ちました。3分でいっしょにおさらいしていきましょう。

終値は小幅安、でも1日の中では大きく動いた

  • 終値:67,744円29銭(前日比 -33円23銭/-0.05%)
  • 高値:68,408円14銭、安値:67,533円10銭
  • TOPIX(東証株価指数):4,096.78(-13.89ポイント/-0.34%)

午前は上昇、午後に失速した3つの理由

市場の解説記事によると、1日の流れは次のとおりです。

  1. 午前:前日の下げの反動で買われた
    前日の米国株安のあと、「自律反発(下がりすぎた反動で買い戻されること)」を狙った買いや、先物(将来の売買を前もって約束する取引)主導の買いが入り、午前の取引終了時点では400円あまり高かったとされています。
  2. 午後:海外企業の決算で利益確定の売り
    午後2時ごろ、オランダのASMLが7〜9月期の決算を発表しました。内容は良好でしたが市場の想定内で、利益確定の売りが出たと報じられています。
  3. 翌日のTSMC決算を前に様子見
    翌15日のTSMCの決算を見極めたいとの思惑から、買いも手控えられたとされています。

日経平均への影響を見ると、ファーストリテイリングなど5銘柄が約271円分押し上げた一方、東京エレクトロンなど5銘柄が約268円分押し下げ、ほぼ打ち消し合った形です。業種別では、銀行株の下げが目立ちました。

値上がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 リソー教育グループ +37.21% 親会社ヒューリックがTOBを発表。TOB価格の295円まで上がり、ストップ高
2 FIG +17.86% グループ会社が半導体メーカー向けの搬送ロボット+ロボットアームの開発を発表し、ストップ高
3 サンウェルズ +11.32% 明確な材料は確認できず
4 Orchestra Holdings +7.68% 明確な材料は確認できず
5 プロレド・パートナーズ +6.73% 明確な材料は確認できず

1位のリソー教育グループは、親会社が1株295円で買い取ると発表したため、株価がちょうどその価格まで上がりました。TOBが成立すれば上場廃止になる予定とされています。

値下がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 オリンパス -13.46% 米FDA(米食品医薬品局)から、医療機器の品質管理に関する警告書を受け取ったと発表
2 大黒天物産 -8.56% 6〜8月期の営業利益が前年同期比65.2%減。年初来安値を更新
3 プロクレアホールディングス -7.56% 個別の材料は確認できず(この日は銀行株の下げが目立った)
4 ソディック -6.76% 当日の明確な材料は確認できず(大株主による株式売出しの価格決定を控えていた)
5 イオン -6.21% 6〜8月期の営業利益が前年同期比10.2%減で、市場予想を大きく下回った

値下がり側は、会社の発表や決算をきっかけに売られた銘柄が多く見られました。

年初来高値を更新した銘柄トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 リソー教育グループ +37.21% ヒューリックによるTOBの発表(値上がり率1位と同じ)
2 Orchestra Holdings +7.68% 明確な材料は確認できず
3 クロスキャット +5.36% 明確な材料は確認できず
4 カーブスホールディングス +5.14% 株価との関係は確認できず(前日に決算を発表し、「4期連続最高益、2円増配へ」と報じられていた)
5 東京エレクトロン デバイス +4.13% 明確な材料は確認できず

年初来高値とは、その年に入ってからいちばん高い株価のことです。この日、年初来高値を更新したプライム市場の銘柄は55銘柄でした。

※ここで紹介している銘柄は、10月14日の値動きを事実としてまとめたものです。特定の銘柄をおすすめするものではありません。

今日のミニ用語解説

  • TOB(株式公開買い付け):ある会社の株を、期間・価格・株数を前もって公表して、市場の外でまとめて買い取る方法です。
  • ストップ高:株価が1日に動ける上限(値幅制限)いっぱいまで上がることです。
  • 利益確定の売り:値上がりした株を売って、出ている利益を確定させることです。良いニュースが「想定内」だと、この売りが出やすいといわれます。

ひとこと

個人的には、「終値だけでは1日の動きは分からない」というのが一番の学びだと感じています。終値は33円安でも、1日の中では午前に400円あまり上がり、午後にその分を失っていました。ニュースを見るときは、終値と一緒に高値・安値ものぞいてみると、その日の雰囲気がぐっとつかみやすくなりますよ。

まとめと次の一歩

  • 日経平均は33円安で、小幅ながら5日続落
  • 午前は400円あまり高かったが、海外企業の決算をきっかけに午後に失速
  • 個別では、TOBや決算などの発表で大きく動いた銘柄が目立った

今日からできる一歩: 証券会社のアプリやニュースサイトで、日経平均の「高値」と「安値」を1回だけ確認してみてください。終値だけでは見えない1日の動きが、少しずつ見えてくるはずです。


出典

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や助言を目的とするものではありません。株式投資には元本割れなどのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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