昨日の東証、3分でおさらい|10/13 日経平均は1,253円安、それでもプライム銘柄の7割は値上がりしていた

こんにちは。
10月13日の日経平均株価は1,253円安の6万7,777円で、4日続けての下落でした。 ただ、東証プライム市場の銘柄の約7割は、実は値上がりしていたんです。
「大きく下がった日」の中身を、3分でいっしょにおさらいしていきましょう。

日経平均は大きく下落、でも「全面安」ではなかった

  • 終値:67,777円52銭(前日比 -1,253円40銭/-1.82%)
  • 取引中には一時1,900円以上下げる場面もありました
  • 一方、TOPIX(東証株価指数)は4,110.67で、わずかに上昇(+0.14%)

下がった理由は「半導体」と「中東」

報道によると、主な理由は2つです。

  1. アメリカで半導体株が売られた流れ
    中国のメモリー大手が新製品で大きな進展をみせたと伝わり、競争が激しくなるとの心配から、アメリカで半導体株が売られました。東京でもAI・半導体関連の株に売りが集まったと報じられています。
  2. 中東情勢の緊迫と原油高
    中東で緊張が高まり、原油の価格が上がりました。原油高が日本の景気や企業の利益を押し下げるのでは、という警戒が広がったとされています。

日経平均とTOPIXで動きが逆になった理由

日経平均は225銘柄の株価から計算され、株価の高い一部の銘柄の影響を強く受けます。この日は東京エレクトロンなどAI・半導体関連の5銘柄だけで、日経平均を約1,395円押し下げたと集計されています。
いっぽう、プライム市場全体では値上がりした銘柄が1,140、値下がりは380でした。銀行・商社・海運など、半導体以外の株は買われていたんですね。

値上がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 東邦ホールディングス +7.81% PHCホールディングスの買収検討の終了がプラス材料とみられた
2 Sun Asterisk +7.28% 株主優待制度の拡充を発表
3 ホーチキ +7.18% 明確な材料は確認できず
4 大阪有機化学工業 +6.35% 9日に業績予想・配当予想の上方修正を発表
5 マクニカホールディングス +5.78% S&Jの株価上昇などが刺激になったとされる

値下がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 PHCホールディングス -14.06% 東邦HDが買収検討を終了したと伝わった
2 キオクシアホールディングス -13.28% アメリカでメモリー関連株が売られた流れ
3 日本マイクロニクス -11.02% 半導体メモリー関連として売られた
4 KOKUSAI ELECTRIC -9.53% 海外の半導体株の下落を受けた
5 Sansan -8.74% 大幅増益の決算だったが、サプライズは限定的と受け止められた

1位の東邦HDと値下がり1位のPHCは、同じ「買収検討の終了」というニュースで、逆の方向に動いたのが印象的でした。買う側と買われる側では、同じニュースでも受け止め方が正反対になることがあるんですね。

年初来高値を更新した銘柄トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 Sun Asterisk +7.28% 株主優待制度の拡充を発表
2 マクニカホールディングス +5.78% S&Jの株価上昇などが刺激になったとされる
3 竹内製作所 +5.08% 中間決算とあわせて業績・配当予想の引き上げと自社株買いを発表
4 立花エレテック +4.95% 明確な材料は確認できず
5 商船三井 +3.51% 海運株全体が上昇(中東情勢による運賃上昇への期待と報じられています)

※ここで紹介している銘柄は、昨日の値動きを事実としてまとめたものです。特定の銘柄をおすすめするものではありません。

今日のミニ用語解説

  • 年初来高値(ねんしょらいたかね):その年に入ってからいちばん高い株価のことです。
  • TOPIX(トピックス):東証プライム市場などの銘柄全体の動きを表す指数です。日経平均より「市場全体の体温」に近いといわれます。
  • 自社株買い:会社が自分の会社の株を市場から買うことです。
  • 買収検討:ある会社が別の会社を買い取る(株を買い集めて傘下に入れる)ことを検討することです。買われる側の株価は、高い値段で買い取ってもらえる期待から上がりやすいといわれます。

ひとこと

個人的には、「日経平均が1,000円以上下がった=ほとんどの株が下がった」とは限らない、というのが昨日の一番の学びだと感じています。ニュースの見出しだけで慌てず、TOPIXや値上がり銘柄の数もあわせて見ると、相場の姿がぐっと立体的に見えてきますよ。

まとめと次の一歩

  • 日経平均は半導体株安と中東情勢への警戒で、1,253円安の4日続落
  • ただしプライム市場の約7割は値上がりし、TOPIXは小幅高
  • 同じニュースで逆の動きをした銘柄もあった

今日からできる一歩: 次に「日経平均が大幅安」というニュースを見たら、TOPIXの動きも一緒にチェックしてみてください。それだけで、ニュースの読み方が少し変わるはずです。


出典

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や助言を目的とするものではありません。株式投資には元本割れなどのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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