昨日の東証、3分でおさらい|10/19 日経平均は407円安で反落、半導体株に売り・外食株に買い

昨日の東証、3分でおさらい|10/19 日経平均は407円安で反落、半導体株に売り・外食株に買い 昨日の東証

昨日(10月19日)の日経平均株価は407円安の6万4,916円で、反落しました。
前週末のアメリカで半導体株が売られた流れを受け、東京でもAI・半導体関連の株に売りが広がったと報じられています。
いっぽうで、首相の発言をきっかけに外食株が買われる動きもありました。そんな1日を、3分でいっしょにおさらいしましょう。

日経平均は反落、ただし午後は下げ渋り

  • 終値:64,916円70銭(前日比 -407円59銭/-0.62%)
  • 取引開始直後には下げ幅が一時1,400円を超え、6万4,000円台を割り込む場面もありました
  • TOPIX(東証株価指数):4,067.48(+1.48ポイント/+0.04%)とわずかに上昇
  • プライム市場の値上がりは621銘柄、値下がりは873銘柄

下がった理由は「アメリカの半導体株安」

報道によると、前週末(16日)のアメリカ市場でハイテク株が売られ、半導体関連の株価指数(SOX指数)が大きく下落しました。AI関連企業の株が再び売られ、AI投資を巡る懸念が意識されるなか、原油価格の上昇が投資家の心理を冷やしたとされています。
この流れを受けて、東京でも東京エレクトロンやソフトバンクグループなどが下がりました。

午後は下げ幅を縮めた

午後はアメリカの株価指数先物(将来の決まった日に売り買いする約束をする取引)が堅調で、日経平均の先物に海外の投資家の買いが入ったことなどから、大引け(その日の取引の終わり)前には一時6万5,000円台を回復しました。ただ、売買代金は約6兆7,835億円と7兆円を下回り、低調だったと報じられています。

外食株には買い

16日の参議院予算委員会で高市首相が、外食産業の需要を後押しする策として「プレミアム付き商品券など」を検討していると明らかにしました。食料品の消費減税の法案で、外食は税率10%が維持される業種です。この発言が手がかりとされ、すかいらーくHD、ゼンショーHD、サイゼリヤ、吉野家HDなど外食大手の株が買われたと報じられています。

値上がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 サイゼリヤ +7.83% 国内での値上げ発表に加え、首相の外食需要喚起策への言及で、減税対象外の外食から客が流れる懸念が後退したとされる
2 東宝 +7.04% 11月の「ゴジラ-0.0」の世界同時期公開を控え、IP(キャラクターなどの知的財産)の成長期待が膨らんだとされる
3 クリエイト・レストランツ・ホールディングス +5.92% 明確な材料は確認できず
4 SHIFT +5.48% 明確な当日の材料は確認できず(16日は決算などを受けてストップ高=1日に上がれる上限まで上昇)
5 SRSホールディングス +5.48% 明確な材料は確認できず

4位と5位はどちらも+5.48%で、小数点以下のわずかな差で順位が分かれました。

値下がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 ジャパンディスプレイ -8.57% 明確な材料は確認できず
2 宝ホールディングス -5.44% 明確な当日の材料は確認できず
3 ディップ -5.35% 証券会社が投資判断を「アンダーウェイト」に引き下げ、目標株価を800円とした
4 太陽誘電 -4.85% 明確な個別の材料は確認できず
5 トレンドマイクロ -4.21% 明確な材料は確認できず

2位の宝HDは、16日にオアシス・マネジメントによる株式5.09%の保有が分かって3日続けて上がり、年初来高値を更新していた銘柄です。1位のジャパンディスプレイは終値が32円で、3円の値下がりでも率にすると8%を超えます。

年初来高値を更新した銘柄トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 SHIFT +5.48% 明確な当日の材料は確認できず
2 SRSホールディングス +5.48% 明確な材料は確認できず
3 ベイカレント +5.35% 大和証券が目標株価を11,200円に引き上げた
4 コロワイド +3.68% 明確な材料は確認できず
5 ゼンショーホールディングス +3.34% 首相の外食需要喚起策への言及を受け、外食大手株の一角として買われた

この日プライム市場で年初来高値を更新したのは40銘柄でした。

※ここで紹介している銘柄は、昨日の値動きを事実としてまとめたものです。特定の銘柄をおすすめするものではありません。

今日のミニ用語解説

  • 反落(はんらく):前の日に上がった株価や指数が、一転して下がることです。
  • SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数):アメリカの主な半導体関連企業の株価をまとめた指数です。
  • 投資判断・目標株価:証券会社のアナリスト(企業を分析する専門家)が示す、その銘柄の評価や株価の目安です。「アンダーウェイト」は、市場全体と比べて株価が振るわないと見る評価です。あくまで一つの見方で、その通りになるとは限りません。

ひとこと

個人的には、日経平均が下がった日でも、政府の発言をきっかけに外食という一つの業種がまとまって動いたのが印象的でした。また、ディップとベイカレントのように、証券会社の評価の変更が値動きの理由として報じられた銘柄もありました。株価の動きの裏には、こうした一つひとつのニュースがあるんですね。

まとめと次の一歩

  • 日経平均はアメリカの半導体株安を受けて407円安の反落、ただし午後は下げ渋り
  • TOPIXはわずかに上昇したものの、値下がり銘柄のほうが多かった
  • 首相の発言をきっかけに、外食株が買われた

今日からできる一歩: 「政府の発言」で特定の業種が動いたというニュースを見かけたら、その発言の中身を1つだけ確認してみてください。ニュースと株価のつながりが、少しずつ見えてくるはずです。


出典

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や助言を目的とするものではありません。株式投資には元本割れなどのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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