昨日の東証、3分でおさらい|10/20 日経平均は841円安の続落、AI株に売りが続き資金は内需株へ

昨日の東証、3分でおさらい|10/20 日経平均は841円安の続落、AI株に売りが続き資金は内需株へ 昨日の東証

昨日(10月20日)の日経平均株価は841円安の6万4,075円で、前日に続いて下落(続落)しました。
AI・半導体関連の株への売りが続いたと報じられ、東証プライム市場では約76%の銘柄が値下がりしました。
いっぽうで、売られた株から離れたお金が向かった先もありました。3分でいっしょにおさらいしましょう。

日経平均は841円安、一時1,100円を超える下げも

  • 終値:64,075円42銭(前日比 -841円28銭/-1.30%)
  • 15時過ぎには下げ幅が一時1,100円を超えましたが、取引終了にかけてやや持ち直しました
  • TOPIX(東証株価指数):4,009.21(-58.27ポイント/-1.43%)
  • プライム市場の値上がりは335銘柄、値下がりは1,181銘柄
  • 売買代金は6兆7,992億円(概算)で、2日続けて7兆円を下回りました

下がった理由は「AI株への不安」と「金利・原油高」

報道によると、主な理由は次の3つです。

  1. AI・半導体関連株への売りが続いた
    アメリカのAIクラウド企業コアウィーブを巡る懸念が拭えず、半導体・AI関連が売られました。前日のアメリカではナスダックや半導体株の指数が上がりましたが、東京では買いにつながらなかったとされています。韓国の株価指数が一時4.5%超下がったことも、投資家の心理を冷やしたと報じられています。
  2. 世界的な金利上昇への警戒
    フランスでデモが暴動に発展し、財政や社会への不安から欧米の金利が上がりました。長期金利(長い期間お金を借りるときの金利)が世界的に上がることへの警戒が広がったとされています。
  3. 原油価格の上昇
    取引時間外のアメリカの原油価格が1バレル104ドル台に上がったことも、売りを後押ししたとされています。

お金は内需・ディフェンシブ株へ

日経平均を最も押し下げたのはソフトバンクグループ(約235円分)で、東京エレクトロン(約134円分)、アドバンテスト(約125円分)が続いたと集計されています。いっぽう、ファーストリテイリングは約122円分押し上げました。
報道によると、半導体・AI関連から離れたお金は、医薬品や飲食・小売などの内需(国内の消費や需要)・ディフェンシブ関連の株に向かったとされています。業種別でも、その他製品・小売業・医薬品が上昇しました。

値上がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 東宝 +4.93% 決算説明会を受けた見直しの動きが続いた。来月公開の映画や来期の配給作品への経営陣の自信が評価されたとされる
2 朝日インテック +4.72% 明確な材料は確認できず
3 ジンズホールディングス +4.33% 明確な材料は確認できず
4 サンウェルズ +4.31% 明確な材料は確認できず
5 吉野家ホールディングス +4.23% 首相が外食業界への需要喚起策を検討する意向と伝わり、外食株が堅調。証券会社が目標株価を3,200円に引き上げた

東宝と吉野家HDは、前日に続いての上昇でした。吉野家HDの目標株価を引き上げた証券会社は、投資判断「アンダーウェイト」(市場全体より振るわないとみる評価)は据え置いています。

値下がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 トーメンデバイス -11.84% 明確な個別の材料は確認できず
2 レゾナック・ホールディングス -10.80% 明確な個別の材料は確認できず
3 ツガミ -9.51% 業績予想の上方修正と増配を発表したが、戻り売りに押されたとされる
4 マクニカホールディングス -9.38% 明確な個別の材料は確認できず
5 明電舎 -9.22% 明確な材料は確認できず

3位のツガミは13時に、中間期の業績予想の上方修正(最終利益90億円→123億円)と中間配当の増額を発表しました。発表直後は下げ幅を縮める場面もありましたが、地合い(相場全体の雰囲気)の悪さもあって戻り売りに押されたと報じられています。

年初来高値を更新した銘柄トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 吉野家ホールディングス +4.23% 値上がり率5位と同じ(外食業界への需要喚起策への期待など)
2 GMOグローバルサイン・ホールディングス +2.97% 純利益予想を上方修正し、年間配当も引き上げた(子会社株式の譲渡益が主な要因とされる)
3 SRSホールディングス +2.93% 明確な材料は確認できず
4 物語コーポレーション +2.18% 首相の外食業界向け支援策の検討方針を受け、外食関連株への思惑買いが続いたとされる
5 オリエンタルランド +1.71% 11日連続で上昇。ディズニーシー25周年やシルバーウィークの効果で、業績が計画を上回る可能性が意識されたとされる

この日プライム市場で年初来高値を更新したのは23銘柄でした。全体が下がるなかでも、吉野家HDや物語コーポレーションなど外食関連の銘柄が高値を更新していました。

※ここで紹介している銘柄は、昨日の値動きを事実としてまとめたものです。特定の銘柄をおすすめするものではありません。

今日のミニ用語解説

  • 続落(ぞくらく):前の日に続いて、株価や指数が下がることです。
  • ディフェンシブ株:景気の良し悪しに業績が左右されにくいといわれる業種の株です。医薬品や食品などが代表例とされます。
  • 戻り売り:下がっていた株価が少し戻ったところで、売りたい人が売りを出すことです。

ひとこと

個人的には、ツガミのように業績予想の上方修正や増配という前向きな発表があっても、相場全体が弱い日には株価が下がることがある、という点が印象に残りました。個別のニュースだけでなく、その日の市場全体の流れもあわせて見ることが大切だと感じています。

まとめと次の一歩

  • 日経平均はAI・半導体株への売りに、金利上昇・原油高への警戒が重なり841円安の続落
  • プライム市場の約76%の銘柄が値下がりし、TOPIXも1.43%安
  • 売られた株から離れたお金は、医薬品や飲食・小売などの内需・ディフェンシブ関連に向かったとされる

今日からできる一歩: ニュースで「長期金利」という言葉を見かけたら、それが上がったのか下がったのかだけ確認してみてください。金利と株価のつながりを知る、小さな第一歩になるはずです。


出典

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や助言を目的とするものではありません。株式投資には元本割れなどのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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