昨日の東証、3分でおさらい|10/21 日経平均は545円高で3日ぶり反発、朝の1,300円高から伸び悩んだ理由も

昨日の東証、3分でおさらい|10/21 日経平均は545円高で3日ぶり反発、朝の1,300円高から伸び悩んだ理由も 昨日の東証

昨日(10月21日)の日経平均株価は545円高の6万4,621円で、3日ぶりに反発しました。 前日まで売られていたAI・半導体関連株に、買い戻しが入ったことが主な理由と報じられています。
ただ、朝方は一時1,300円以上上がったものの、その後は伸び悩んだ1日でした。3分でいっしょにおさらいしていきましょう。

日経平均は3日ぶり反発、ただし朝の勢いは続かず

  • 終値:64,621円24銭(前日比 +545円82銭/+0.85%)
  • 取引中の高値は65,404円63銭で、朝方は一時6万5,000円台を回復
  • TOPIX(東証株価指数)は4,043.73(+0.86%)
  • プライム市場では値上がり982銘柄、値下がり521銘柄(値上がりが全体の63%)

上がった理由は「AI株の買い戻し」

市場の解説記事によると、主な理由は2つです。

  1. アメリカのスペースXの好決算
    スペースXの7〜9月期決算は、AIデータセンターの計算能力の貸し出しなどAI事業が好調で、市場予想を上回ったと報じられています。時間外取引で一時8%超上昇したことが追い風となり、アドバンテストやソフトバンクグループなどAI・半導体関連株に買い戻しが入ったとされています。
  2. 原油高の一服と金利の低下
    アメリカの原油価格の上昇が一服し、日米の長期金利が下がったことも、投資家の気持ちを支えたとされています。

朝の勢いが続かなかった理由

朝方の急上昇のあとは、戻り待ちの売り(以前に高い値段で買った人が、株価が戻ってきたところで売ること)に押されました。午後は半導体関連の一角も伸び悩み、買いが一巡すると、アメリカの主要企業の決算発表を控えて様子見の姿勢が強まったと解説されています。

値上がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 ネクセラファーマ +9.78% 明確な材料は確認できず
2 GMOグローバルサイン・ホールディングス +9.07% セキュリティー関連の一角として買われたとされる。前日に純利益予想の上方修正と増配を発表
3 アステリア +6.87% スペースXの好決算を受け、同社への投資が報じられている銘柄として名前が挙がった
4 ジャパンディスプレイ +6.45% 明確な材料は確認できず
5 松屋 +6.36% 明確な材料は確認できず

5銘柄のうち3銘柄は、報道などで値上がりの理由を確認できませんでした。

値下がり率トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 チェンジホールディングス -6.19% ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」への不正アクセスで、寄附者の個人情報(445万4,097件)が流出したと前日に発表
2 クオールホールディングス -4.15% 明確な材料は確認できず
3 ディップ -3.88% 当日の明確な材料は確認できず(10月中旬の業績予想の下方修正や証券会社の投資判断引き下げ以降、続落)
4 燦ホールディングス -3.59% グループ会社のサイトへの不正アクセスで、顧客の個人情報が漏えいした可能性があると前日に発表
5 SHIFT -3.52% 明確な材料は確認できず

1位と4位は、どちらも前日に「不正アクセスによる個人情報の流出(またはその可能性)」を発表した会社でした。

年初来高値を更新した銘柄トップ5(東証プライム)

順位 銘柄 前日比 報じられている理由
1 ネクセラファーマ +9.78% 明確な材料は確認できず
2 GMOグローバルサイン・ホールディングス +9.07% 値上がり率2位と同じ
3 ドトール・日レスホールディングス +3.74% 証券会社が事業モデルの強さを評価し、投資判断を引き上げたとされる
4 フリュー +3.57% 9月の売上高が前年同月比28.6%増で、8カ月連続の増収と発表
5 北の達人コーポレーション +2.72% 明確な材料は確認できず

※ここで紹介している銘柄は、昨日の値動きを事実としてまとめたものです。特定の銘柄をおすすめするものではありません。

今日のミニ用語解説

  • 買い戻し:値下がりしていた株が、ある材料をきっかけに再び買われることです。前日まで売られていたぶん、反動で大きく動くこともあります。
  • 時間外取引:通常の取引時間が終わったあとにも行われる取引のことです。アメリカの企業は取引時間外に決算を発表することが多く、その反応がここで先に表れます。
  • 投資判断の引き上げ(格上げ):証券会社のアナリスト(企業を分析する専門家)が、その会社の株への評価を上げることです。反対に評価を下げることを「格下げ」といいます。

ひとこと

個人的には、ニュースで見る「545円高」は1日の終わりの値段(終値)にすぎない、という点に目を向けたいと感じました。昨日は朝に1,300円以上上がっていたのに、終わってみれば545円高。1日の中の動き方を知ると、市場の慎重さのようなものが見えてきます。
また、値下がり上位に個人情報の流出を発表した会社が2社入っていたのも印象的でした。会社の信頼に関わるニュースは、株価にも表れやすいのかもしれませんね。

まとめと次の一歩

  • 日経平均はAI・半導体関連株の買い戻しで545円高、3日ぶりの反発
  • 朝方は1,300円超上昇したが、米主要企業の決算を控えて伸び悩み
  • 値下がり上位には、個人情報の流出(またはその可能性)を発表した会社が2社

今日からできる一歩: 日経平均のニュースを見たら、「終値」だけでなく、その日の「高値」と「安値」もあわせて見てみてください。証券会社のアプリや株価サイトで確認できます。1日の値動きの幅が分かると、ニュースの数字がぐっと立体的に見えてくるはずです。


出典

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や助言を目的とするものではありません。株式投資には元本割れなどのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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