株を売買するときは、人に説明できるだけの根拠を調べてから買うということを自分に課します。
記録を残すことで、自分の売買のどこが原因で損を出したのかをあとから検証できるようにします。そして同じ過ちを繰り返さないよう、その反省をデジタルタトゥーとして自分に刻み込み、マイルールとして一つずつ積み上げていきます。
テスタさんやナスダッ子さんも、同じように自分の売買記録を公開されています。お二人のやり方を見て、自分もこの方法を取り入れることにしました。
紙に書くだけでは意味がない
ルールを紙に書いて部屋の壁に貼ったとしても、それを破るかどうかは自分次第です。誰も見ていないので、都合よく解釈したり、なかったことにしたりできてしまいます。自分ルールなど、自分さえその気になればいくらでも曲げられます。結局、紙に書いたルールは自分一人で完結してしまうがゆえに、抑止力を持ちません。
SNSに晒すことの強制力
しかしSNSに書いて公開すれば、もう「なかったこと」にはできません。
一度でもアップした瞬間から、それは誰かの目に触れる可能性がある記録になります。見ている人がいるかもしれないという緊張感が、自分の感情のコントロールに直結します。衝動的な売買をしそうになったとき、「これを堂々と公開できるか」と自問するだけで、ブレーキがかかります。
さらに、SNSに載せるとなると、恥ずかしい理由で売買したことを書くわけにはいかなくなります。「なんとなく上がりそうだったから」「みんなが買っていたから」といった曖昧な理由では、人前に出せません。買う前にそれ相応の根拠を調べておかなければ、公開したときに恥をかいてしまいます。この「恥をかきたくない」という心理こそが、事前のリサーチを徹底させる最大の動機になります。
記録が学びに変わる
売買記録を残す目的は、単なる履歴管理ではありません。損失を出したときに、何が原因だったのかを振り返り、次に活かすための材料にすることにあります。
買った理由は何だったか
その根拠は事前にどこまで調べられていたか
売った理由、あるいは損切りできなかった理由は何か
感情に流された部分はなかったか
こうした検証を繰り返すことで、自分の弱点や癖が見えてきます。そしてそれを一つのマイルールとして言語化し、次からは同じ失敗をしないように積み重ねていきます。マイルールは最初から完璧である必要はありません。失敗するたびに一つずつ追加され、育っていくものです。
調べて、考えて、学んでいく
自分が成長するために調べますし、考えて勉強して学んでいきます。この姿勢そのものが、投資家としての土台になります。根拠のない売買は、たとえ結果的に儲かったとしても、再現性がありません。逆に、根拠を持って売買し、その結果を記録して検証すれば、勝っても負けてもそこから学びを得られます。
デジタルタトゥーという言葉は物々しく聞こえるかもしれませんが、要するに「消せない記録を残すことで自分を律する」というだけのことです。恥をかきたくないという健全な緊張感を利用して、自分の投資行動を成長させていきます。それがこの取り組みの本質です。



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