日本のことを知るためにシンガポールに行った

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「日本にいては、日本のことはわからないぞ」

これは、小泉純一郎元首相が息子の小泉進次郎氏にかけた言葉だと言われています。

この言葉が意味するのは、日本という国を本当に理解するためには、一度そこから離れて、海外という異なる視点から客観的に見つめ直す必要がある、ということだと思います。

具体的には、次の2つの気づきが得られるはずです。

1. 「当たり前」を疑えるようになる

ずっと日本にいると、日本の文化やルールが世界共通の「当たり前」だと思い込んでしまいがちです。海外という全く異なる環境に身を置くことで初めて、日本のユニークさや特異性に気づくことができます。

2. 日本の「強み」と「弱み」の両方が見えてくる

外から俯瞰することで、日本の中にいては気づきにくかった優れた点(治安の良さ、礼儀正しさ、技術力など)を再発見できます。同時に、日本が抱えている課題(デジタル化の遅れ、国際感覚の不足、意思決定の遅さなど)も浮き彫りになります。

そうした話を聞くうちに、私自身も海外に行ってみたくなりました。行き先に選んだのは、今、世界の富裕層が移住先として注目している国、シンガポールです。

シンガポールってどんな国?

シンガポールは、マレー半島の南端に位置する、東京23区ほどの面積の小さな島国です。人口は約600万人で、中華系・マレー系・インド系など多様な民族が暮らす多民族国家です。非常に高い経済力と厳しい法律のもと、安全でクリーンな街並みが保たれているのが特徴です。

たとえば、ガムの持ち込み・販売は禁止されており、路上に痰や吐しゃ物を捨てることも禁止されています。これは街の清潔さを守るための施策です。

富裕層がシンガポールに移住する理由

富裕層がシンガポールへの移住を選ぶ最大の理由は、驚異的な低税率(いわゆるタックスヘイブン)と、世界最高水準の治安・インフラが両立している点にあります。

税制面のメリットは圧倒的です。

個人所得税の最高税率は24%前後と非常に低い(日本は所得税・住民税を合わせて最大55%)

投資や株式売却益、仮想通貨の利益に税金がかからない

相続税・贈与税がゼロ

生活環境も安全で快適です。夜間でも女性や子どもが一人で歩けるほど治安が良く、医療水準も高く、国際教育も充実しています。気候も一年を通じて大きく変わりません。

こうした条件が揃っているからこそ、世界中の富裕層がシンガポールを移住先に選んでいるのだと実感しました。

実際に行ってみて感じたこと

まず驚かされたのが、チャンギ空港です。巨大な屋内庭園と、世界最大級の室内滝「ジュエル」には度肝を抜かれました。

マリーナベイ・サンズから見える夜景、そして立ち並ぶ金融ビル群も圧巻でした。各国のメガバンクの看板がビルの最上階に掲げられており、おしゃれで煌びやかな世界が広がっていました。

それでも「日本は負けていない」と感じたこと

一方で、実際に現地で過ごしてみると、「日本も負けていない」と感じる場面が数多くありました。

ご飯が圧倒的に美味しい

シンガポール料理は全体的に味付けが薄く、私には日本の濃い味付けの方がしっくりきました。帰国後、真っ先に山岡家に駆け込んだのは言うまでもありません。

トイレの清潔さ

現地ではウォシュレットがなく、トイレの使い方も日本ほど丁寧ではない印象で、清掃も行き届いているとは言い難い状況でした。改めて、日本のトイレの綺麗さに驚かされました。

とにかく、日本の清潔さには驚くばかりでした。サービスの質の高さや自然の豊かさという点でも、日本は決して引けを取らないと感じています。

「安い国、日本」に見えるビジネスチャンス

最近、来日する外国人観光客が非常に増えています。その理由は、日本が清潔でサービスも良く、製品の質も高いにもかかわらず、円安によってそれらを安く享受できるからです。

日本の素晴らしい自然、文化、清潔さを、比較的安いコストで堪能できるのですから、海外から観光客が訪れるのも納得できます。

ただ、私はここにビジネスチャンスがあると考えています。日本製品の品質は世界的に見ても高く評価されており、しかも円安の影響でその商品を割安に仕入れることができます。だからこそ、国内商品を海外向けに販売するプラットフォームを活用する事業者が増えており、実際に利益を上げている人が多いのも納得できる話です。

海外に出てみることで、日本の「当たり前」が実は当たり前ではないことに気づかされました。同時に、日本にしかない強みも再確認できた、貴重な経験でした。

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